【ニュージーランド中古車輸出】車両に関する規格基準とは?

ニュージーランド
ニュージーランド運輸局(NZTA)では、車種区分により規格基準を定めています。9人乗りまでの普通乗用車はクラスMA、前輪駆動車はクラスMB、オフロード車はクラスMCに分類されます。
   
部品ごとの規格はNZTAのウェブサイトを参照ください。 NZTA: Passenger cars

①前面衝突安全性基準 2002年4月に導入された前面衝突安全性能基準は、中古車輸入において最も重視されています。2003年10月1日以降に日本で国内市場向けに製造された車両は、ニュージーランドの前面衝突安全性能基準に適合しています。前面衝突安全性基準を備えていない中古車は原則として輸入・車両登録することはできません。 車両識別記号の「上3ケタ」からメーカー毎に基準を満たしているかどうか調べることができます。

NZTA: Frontal impact compliance status of vehicles by vehicle make外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

②排出ガス基準 ニュージーランドでは車を製造していないため、排出ガス基準は主要輸出国/地域である日本、米国、豪州、欧州の基準をそのまま導入しています。日本からの輸入車は、中古車、並行輸入の未使用車とも輸出予定届出証明書、輸出抹消仮登録証明書、完成検査終了証に記載されている型式コードの最初のアルファベットに基づいて確認します。日本では、2005年の排出ガス基準以降、3ケタのコード(例: AAA、ABA、DAA)を採用していますので、実質的に2005年以降に製造された型式コードが3ケタのものしか現在は輸入できません。 NZTA: Acceptable character sets on Japanese deregistration, export certificates or completion inspection certificates

ただし、歴史的価値がある特別関心車(Special Interest Vehicle)としてニュージーランド運輸局(NZTA)が認定した場合は車齢20年以上でも輸入することができます。

③ハンドル 原則として右ハンドル車しか輸入・車両登録できません。左ハンドル車は右ハンドルへの変更が必要です。

④横滑り防止装置(Electronic Stability Control: ESC) 2015年7月1日以降、輸入される新車に対して横滑り防止装置(ESC)の装備が義務付けられました。中古車についても順次、適用対象が拡大されています。中古車への導入スケジュールは下記のとおりです。

・2016年3月1日以降:運輸局分類のMC(オフロード車、SUV)に該当する中古車。
・2018年3月1日以降:運輸局分類のMA(乗用車)に該当する中古自動車で、排気量が2000cc超のもの。
・2020年3月1日以降:その他の中古自動車全て。2000cc以下のMAなどに該当する中古自動車。

日本では、2012年10月以降に新型車として発売される車種およびフルモデルチェンジされる車種に、既存車種には2014年10月以降ESCに相当する装置が義務づけられています(軽自動車は新型車が2014年10月以降、それ以外は2018年2月以降に義務化)。
ESCはメーカー毎にシステムが異なり、名称が様々です。ニュージーランド運輸局(NZTA)が認定しているESCはNZTAのウェブサイトで確認できます。
NZTA: Electronic stability control identification

⑤排気騒音規制 車両検査時に停止状態での視聴によるマフラー検査で排気騒音が大きすぎる場合、騒音測定検査(Objective Noise Test)を要求される場合があります。国際基準で製造された状態が保たれている限り問題になることはありません。  

⑥その他

②-1に述べたように排出ガス基準・前面衝突安全性能基準が基準(Overall Standards)に適合していることを示すために「完成検査終了証」、「輸出予定届出証明書」、「輸出抹消仮登録証明書」(国土交通省が発行した抹消登録番号が印字されたもの)を提出します。
これらの書類の型式欄に『改』と記載があるものは、改造車を意味しますので、排出ガス基準、安全基準等の基準を満たさない可能性があります。


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関係法令

参考情報・資料